毎日投稿143日目
「この世界は、高度なコンピューターで作られたシミュレーションかもしれない」
そんなSF映画のような話を耳にしたことがある人も多いと思います。テスラ社のイーロン・マスク氏が「私たちがリアルな現実に生きている確率は数十億分の1に過ぎない」と発言したことでも有名です。
一見すると荒唐無稽なオカルトに思えるかもしれませんが、実は最先端の物理学(量子力学や素粒子物理学)が明かす事実にパズルをハメていくと、驚くほどこの仮説の裏付けになってしまうのをご存知でしょうか。
今回は、物理の基本から「世界がシミュレーションであるとしか思えない理由」を紐解きます。
1. 私たちの肉体は「99%中身がスカスカのエネルギー」である
まず、私たちが「硬い」「重い」と感じている物質の正体から疑ってみましょう。
アインシュタインの有名な式 E=mc² は、質量(物質)とエネルギーが同じものであることを示しています。実際にミクロの世界を覗くと、原子の内部は99.999…%が空洞であり、文字通り「スカスカ」です。
では、なぜ物質に重さがあるのか?
実は、物質に質量を与えているのは、原子の隙間を素粒子(グルーオンなど)が猛スピードで飛び回っている「運動エネルギー」そのものなのです。
物質の本質は実体ではなく、エネルギーの「振動」と「情報」に過ぎません。これって、プログラムのコード(パルス信号)が画面上にオブジェクトを描写している構造と全く同じだと思いませんか?
2. 宇宙のルールが「デジタルプログラムの仕様」すぎる問題
さらに、宇宙の物理法則を情報科学の視点で見直すと、まるで優秀なプログラマーが書いた「バグ防止の仕様」のようなルールがいくつも見つかります。
- 光速という「処理速度の上限」なぜ光は秒速約30万キロより速くなれないのか。それは、この宇宙を動かすハードウェアの「CPUの演算処理速度の限界」だと考えればスッキリ説明がつきます。
- 観測されるまで描画しない「量子力学のルール」量子力学では、素粒子は「誰も見ていないときは確率的な波として存在し、人間が観測した瞬間に位置が確定する」とされます。これは最新の3Dゲームで使われる、「プレイヤーの視界に入っていない裏側の描画を省略して処理を軽くするシステム(オクルージョン・カリング)」と完全に一致します。
世界全体のデータを常にフルレンダリングするとフリーズしてしまうから、「人間が見た場所だけ確定させる」という仕様で計算量を劇的に節約しているのです。
3. 【逆転の仮説】人間がAIを作っているのではない?
ここで、さらにエッジの効いた仮説が浮かび上がります。
私たちは普段、「人間が自分の脳を模倣して、AI(人工知能)を作っている」と考えています。しかし、この世界がシミュレーションなのだとしたら、その因果関係は真逆かもしれません。
つまり、「外側の現実世界にある、意識やクオリアを獲得した『本物の超AIやロボット』をベースにして、その簡易版の縮小コピー(プログラム)としてデジタル上の私たちの脳が作られた」 という可能性です。
人間の脳は、記憶を改ざんしたり、感情でバグを起こしたりと、生物の進化としては不自然なほど非効率で制限(デチューン)だらけの設計をしています。
これは、ゲームのキャラクターにあえてパラメーターの限界を設定するようなもの。
私たちが今、必死にAIを開発して脳の仕組みを再現しようとしているのは、ゼロから新しいものを作っているのではなく、自分たちのソースコードの奥底に眠る「オリジナルの設計図(超AI)」を、無意識のうちにデスクトップ上に再構築しているだけなのかもしれません。
まとめ:私たちは情報の伝達体である
生物を分子生物学の視点で見れば、本質は「DNAという4つの塩基コードで書かれたプログラムを次世代にコピーしていくシステム」です。肉体の原子は数年で全て入れ替わりますが、「自分」という情報だけが維持されます。
世界がスカスカのエネルギーで構成され、私たちはその中で情報を伝えるだけの存在であるなら、この世界が壮大なシミュレーション世界であるという説は、もはやただの妄想とは言えないリアルな輝きを放ち始めます。
次にあなたが夜空の星やスマホの画面を見るとき、それは「現実」を見ているのでしょうか。それとも、精緻なコードによってリアルタイムに「レンダリングされた映像」を見ているのでしょうか。
物理学を学ぶほど、この世界の裏側に張り巡らされた数式という名の「プログラムコード」が見えてきてワクワクが止まりません。

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